YANAKA C&O合同会社
AI医療機器の臨床的有用性の確立と、国内における診療報酬・データ連携基盤の具体化
今週は、スウェーデンでの大規模試験により「AI乳がん検診が悪性がん発症率を12%低減させる」という強力なエビデンスが示されたほか、AmazonやAppleによるヘルスケアAI/サービスの更なる展開が報じられました。
国内では、2026年度診療報酬改定に向けた中医協の議論で「128列以上のCT」への新評価が示されたことや、PHRサービス事業協会によるデータ実装ガイドの公開など、社会実装を支える制度・基盤面の進展が顕著です。
[R&D・臨床研究] ルンド大学(スウェーデン): AI乳がん検診で悪性がん発症率が12%減少
(2026/01/31)国家乳がん検診プログラムにおける大規模臨床試験の結果、AIによる画像分析を用いた検診は、従来の標準診断と比較して悪性がんの発症率を12%低下させることが示されました。AI活用の臨床的有用性を裏付ける重要な成果です。
[デジタルヘルス] Amazon: 「One Medical」アプリにヘルスケアAIエージェントを導入
(2026/01/29)Amazonは、プライマリケアサービス「One Medical」のアプリに、ユーザーの病歴に基づき24時間365日健康指導を行うAIエージェント「Health AI」を本格導入しました。
ソース: Yahooニュース / Mashdigi
[R&D] AISAP: 単一の心エコー画像からAIが心臓病を検出
(2026/01/28)AI活用のポイントオブケア診断企業AISAPが、単一の心エコー画像から重大な心血管疾患を正確に検出できることを示す研究成果を発表しました。スクリーニングの迅速化が期待されます。
[医療行政・診療報酬] 中医協: 2026年度改定に向け「128列以上のCT」を新設・評価へ
(2026/01/23開催、1/26報道)中医協総会にて個別改定項目(短冊)が提示され、「E2 コンピューター断層撮影」において「128列以上のマルチスライス型機器」に対する点数が新設される見通しとなりました。高機能機器の適正評価が進みます。
ソース: 厚生労働省
[産業動向] AMDD (米国医療機器・IVD工業会): 年頭会見で「バリューベースヘルスケア」推進を表明
(2026/01/27)AMDDは年頭記者会見を開催し、2026年度の活動方針として、製品の価値に見合った評価を求める「バリューベースヘルスケア(VBHC)の推進」に注力することを表明しました。
ソース: PR TIMES / 日経バイオ
[デジタルヘルス] PHRサービス事業協会: 「Patient Generated Health Data 実装ガイド」を公開
(2026/01/26)PHR事業者と医療機関(電子カルテ等)間の円滑なデータ連携を目的とした実装ガイド(PGHD IG)を公開しました。標準化によるデータ利活用の加速が期待されます。
ソース: PR TIMES
[企業動向] キヤノン: メディカル事業等の伸長で2026年純利益2.7%増を予想
(2026/01/29)キヤノンは2026年12月期の連結純利益が前期比2.7%増の3,410億円になるとの見通しを発表。メディカル事業やネットワークカメラ事業の成長を見込んでいます。
ソース: ロイター通信
[R&D] アイリス & 京都大学病院: 次世代医療基盤法に基づくデータ構築プロジェクトを開始
(2026/01/30)AI医療機器開発のアイリス株式会社は、京大病院において次世代医療基盤法に基づく医療情報のデータ構築プロジェクトを開始すると発表しました。
ソース: PR TIMES
RINK FESTIVAL 2026
開催日: 2026/02/06(金) 13:30~20:30
場所/形式: 羽田空港第3旅客ターミナル TIAT SKY HALL
概要: 再生・細胞医療の実用化・産業化を促進する大規模イベント。「公の精神によるイノベーション」「再生医療シーズの事業化戦略」等をテーマにセッションを実施。
主催・ソース: かながわ再生・細胞医療産業化ネットワーク(RINK) / 神奈川県 (公式URL)
【AI Agent Day 2026】
開催日: 2026/02/12(木)~ 02/13(金)
場所/形式: オンライン
概要: 20社以上の企業が登壇するAIエージェントに関するカンファレンス。
主催・ソース: Peatixイベント情報
神戸医療産業都市 再生医療産業化フォーラム2026 in 日本橋
開催日: 2026/02/10(火) 13:00-19:00
場所/形式: 日本橋ライフサイエンスハブ / オンライン
概要: 再生医療の産業化に向けた議論を行うハイブリッドフォーラム。前日(2/9)には第10回再生医療産学官連携シンポジウムも開催。
主催・ソース: 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 / LINK-J (公式URL)
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